原土の厳選から荷造・出荷まで、当社の製造工程は、最新の工場設備によるオートメーション作業により、高品質ないぶし瓦を常に安定生産しています。
しかしこうして自動生産されるのは、あくまでも標準瓦だけ。特別な役物瓦は今も職人の手造りが続いています。
伝統美を守り続ける職人の魂が、製品としての瓦を工芸品の領域にまで導いたのです。
 
社寺用隅巴瓦の製作 別注品の製作

荒地の切りくずを
混練機へ入れる
混練中
(繰り返す)
粘土をねかす
(約10日)
こねる。粘り気をだし
空気を出す。

社寺用巴瓦の製作風景
工程2 工程1
工程3 工程4 工程5

手造り瓦を生み出す瓦師の工房を訪ねた。

「祖父に習いはじめた頃は失敗の連続。土を触るのもいやだった。」
瓦師井上義則さんは振り返る...
 瓦師の修行はまず土の感触に慣れること。いわば瓦師としての勘を身に付けるまでの長い道のりだ。

「スムーズに作れるようになると、面白く時間がたつのも忘れる。私の手造り瓦が屋根の一部分にでも葺かれていると思うと感動する。」

 工場の機械化(オートメーション)で製品の生産効率が上がり、管理もしやすくなったが、まだまだ手造りでしか対応できない瓦(古い瓦の復元・別注品等)もたくさんある。

「瓦作りの原点に返ったつもりで、心をこめてこれからもいいものを作りたい」と付け加えた。
瓦師 井上義則さん